Blacksmith er 鍛冶屋のつぶやき

ロートアイアンの製作にまつわるお話を拘りを想いを皆さまに

コルビジェ展が始まった。
お世話になった方も展示に携わっておられる様なので
記念講演、パネルディスカッションにも顔を出してみた。
コルビジェが立てた建築物、建築の勉強をかじった時に目にした。
当時は建築物より椅子に引かれた物であった。カッシーナのショップがこちらに出来た時には
即座に座りごごちを確かめたくて足を運んだのを思いだす。今でもLc4が欲しいのだがまだかなわない。
話が多少それているのでもとにもどることにして
この講演で僕自身感じた事をコメントしてみようと思う。
彼の建築様式、特徴は鉄筋コンクリートを利用し、装飾のない平滑な壁面処理、伝統から切り離された合理性をモットーとしたモダニズム建築である。デザインはミニマムに必要最低限の構成による住宅といったものかと思う。今ではごくごく当たり前の建築方法となっているのだが近代建築の五原則を提唱したのはまぎれも無く彼なのである。そしてその代表的な建物がサヴォア邸である。
他にも彼の都市計画に対する考え方、他の建築物の解説等々があった
でっその中で僕のアンテナにノイズ無く届いたのが
ロンシャン礼拝堂である。彼自身が提唱した五原則からはかけ離れているのだが
採光を取り入れる為の壁、(かなりボリュームがある訳だがどのように施行しているのか
大変気になる)まばらに配置したその窓、建築物全体の造形素晴らしいと思う。
僕自身は無駄の中にこそ美しさはあると思う訳で
シンプルな物も、もちろん良いと思うが僕は多少、間や遊びある物の方がこのみである
事実、ガウディマニアにして鍛造に携わっているのでその影響もあるとかと思う。
でもロンシャン礼拝堂は今後の制作活動に何か陰を落とす気がする。
それと、もう一度は見ておこうかと思う。
(模型と図面の展示があり交互に見て楽しめた!)
皆さんもご覧頂きあれ。
本当に充実した一日でした。