Blacksmith er 鍛冶屋のつぶやき

ロートアイアンの製作にまつわるお話を拘りを想いを皆さまに


朝早くに明日の仕事の段取りをし
今日でないと意味のなくなる大切な用事を済まし
午後から『鉄を叩く』多和圭三展を見に行く事にした。
本当なら開催早々に行く予定を立てていたが、仕事が立て込んでいた為に
最終日になってしまった。
でも良い事もあるもんで、多和氏が会場に見えられていて話をする事が出来た
素材の仕上方法、製作方法、道具について等々
もっと色々な事をお聞きしたかったのだが突っ込んだ話が出来なかった
残念である。
作品は興味深い物が数点あった
製作時間もさることながら、産みの苦労
大変だったであろう。
僕の場合、予算、時間、お客様の思い、安全性等々に縛られて
自分らしい物がまだ造る事ができない
自分のスタイルを確立することが出来ていない
 
いや、それを言い訳にしているだけなのか......
 
自分に腹が立つ
本当にまだまだだ
 
でも、こんな僕でもお客様が求めているのであれば
明日も鉄を叩く
明後日も鉄を叩く
一心不乱に思いを込めて
とにかく鎚をふるだけだ
もっともっと、頑張らなければ.......