Blacksmith er 鍛冶屋のつぶやき

ロートアイアンの製作にまつわるお話を拘りを想いを皆さまに

本日は28丸鉄と向き合う。
慌てるとやはり旨くいかないもので造形的には
問題ないのだが割れの発生が。使用するかどうかは自分で見極める。
ミズハヒクキニナガレ、マタヒトモオナジ.........
........と
つぶやく、流されそうな自分がいた
リフレッシュが必要らしい。
そこで、県展の後期の部に出かける事にした
秋晴れのなか公園をぶらりと歩きながら。
そこでは家族が楽しそうに談笑にふけったり、
老犬と向かい合い会話しているおじい
どんな会話か聞き耳をたてるわけにはいけないのだが難しい話のようだ。
その老犬もまた真剣な面持ちで主人の顔を眺めながら話を聞いているみたいだ。
そうこうする内に会場となる県美術館に到着した。
おこなわれていたのは、工芸、書、彫塑の部門であった。
素晴らしい作品ばかりと言いたい所だが
何分、嗜好、思考が違うわけで心引きつけられる作品は
数点である。
確かに旨いし、技巧を凝らしたものも沢山あるわけなのだが
その先の何かが足りないというか
それとも僕だけが理解する事が出来ないだけかもしれない。
いや待てよ、理解しようとする事自体が無意味な事で感じるものなのか
芸術とは何か、わからん。
不味い兆候だ、リフレッシュの筈がまたまた訳が分からない方へ流されているようだ
それから、もやもやした気持ちを抱えながらふらふらと全フロアーも見て回り
美術館を後にした。
こんな筈ではなかったのだが
抱いた気持ちを押し殺すほど強靭な精神力は持ち合わせていない俺は
美術館からモヤモヤをつれて帰り再び作業開始するのであった

つづく























かも