Blacksmith er 鍛冶屋のつぶやき

ロートアイアンの製作にまつわるお話を拘りを想いを皆さまに

236マイル


日に日に、火造りがキツくなってくる
今日この頃
昨日は福山、倉敷とダブルブッキングでの打ち合わせ
走る事236マイル
共にあまり時間をもうける事は出来なかったが
お客様のご要望を少しだけ理解出来たかと思う。
時間の関係で脱線する事もなかった。
メール、電話よりもお会いすることによって
漠然としていたものが形をなしてくる
より鮮明に。
 
折角来たのだからと時間を捻り込む
何回目だろうか
大原美術館に足を運ぶ
いつ来ても、素晴らしい絵画に彫塑、常に新たな発見がある。
今回は平日という事で人もまばら
2階に上がった時にはほんの一瞬であったが
誰一人いない
静寂に包まれたあの空間を独り占めだ
部屋の真ん中に立ちぐるりと見回す
本当にぐるりと
そうメリーゴーランド
鳥肌がたち
頭の中で何かがざわめく
エンドルフィンが分泌
分泌されたか否かは別として
あの感覚、最高である
ふぁーって

作品について、どうのこうのは見る人により
感じ方は千差万別であるからそこはあえて
語りはしないし、僕が語った所で何も意味をなさない。
実際みて感じて欲しい
感じて

それはそうと
美術館横の道路の板塀
釘の錆が美しすぎる
雨などにより錆びた釘の錆汁が
板の目に陰を落とす
厄介者の錆であるが
受け入れ方で物の見方が随分と変わる物だと
再認識した瞬間である

この一時に感謝

俺、頑張れ