Blacksmith er 鍛冶屋のつぶやき

ロートアイアンの製作にまつわるお話を拘りを想いを皆さまに


現在において、溶接の技術の進歩により簡単に鉄と鉄を接合する事が可能で、コスト面、工期等、メリットは計り知れないです。しかしあえて私共はリベットや古典的な方法をお客様にご提案させて頂いております。何故ならばともうしますと!っと、其の前に溶接を用いない場合のデメリットを述べていきたいと思います。良い部分ばかり羅列しておいても仕方がないので!まずその手法により細部までの防錆がやりにくい点です。屋外で使用する際には接合箇所の隙間からさびが発生したりします。しかし当店は全て無垢材を使用しておりますので穴があいたり腐ってなくなる心配はありません。仮に錆が発生してもそれを除去してタッチアップする事で半永久的に使用できます。もう一点はやはりコスト面ではなかろうかと思います。溶接作業ですと1分も満たない作業でも古典的な手法ですと10、20倍と時間を要してしまいます。かなりローテクで手間暇かかる訳です。この2点が最大のネックではなかろうかと思います。

『でもですね!!』ここにコダワリがある訳で『百聞は一見にしかず』ということわざがありますが出来上がった物を見て頂ければその理由はきっと納得されると思います。鍛接にしか出す事が出来ない雰囲気を堪能する事が出来ます!。接合する際につく傷、その一つ一つが意味のある物で同じ物でありながら色んな表情を持っております。最近よく目にしますがデザイン性だけで無駄な鎚目つけた物がありますがそれとはまた別物です。(あれはあれでいいのですが!)
『そう全ての傷には意味があるのです!』生き様の様なもので、人生のようなもので!
その傷の一つ一つが自身の模様になるのではないのでしょうか?時には傷つけ傷つけられたり、でもそれがないと成長もない訳で、何を書いているかわからなくなってきましたが、何となく理解して頂けるでしょうか?とにかく素晴しいのです!こんな事を思い日々製作しております。『とにもかくにも見て頂きたい!』
アツクルシクカタルでした!