Blacksmith er 鍛冶屋のつぶやき

ロートアイアンの製作にまつわるお話を拘りを想いを皆さまに

門扉やドア等に使用する蝶番(ヒンジ)ですが(開閉部に使用される金物)、これにもコダワリがあります。ロートアイアン(鍛造)の門扉になりますとどうしても重量がありますので(構造材に丸、角パイプを使用している業者さんも有りますが私どもは無垢材を使用しております。)使用しているうちに門扉の加重により蝶番がへたってきて内側にたれてきて開閉しにくくなってきたり千錠がしにくくなる場合が有ります。ですので当店は重量のある門扉などのついてはフレームの鉛直軸上に機械加工して製作した金物で(ノウハウがあったりします!)門柱だけではなく地面にも扉自体の加重を分散させる事によって金物に負担がかからない構造としています。また内部パーツには砲金を使用している為に開閉もスムーズですし、鳴きもありません。見ただけでは中々わからないですよね!そういった細部にまで手を入れて造り込んでいます。そういった部分は月日を重ねるうちに実感していただけると思います。